栄水の手帳2026年1月4日 栄水流、駒の作り方


今年は午年らしいですね。午は、馬でもあるから文字に「馬」の入っている三味線の「駒」について。何だか強引な持っていき方。

以前にも駒については書きましたが、今回はその駒を作ってみよう、の巻。これ、あくまで僕の我流の制作方法です。おそらく極一部のマニアしか見ないであろう内容ですな。そんなんばっかり書きます。


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津軽で使う半骨の駒を作ります。まず用意するのは、「骨」と「スス竹」。

骨は牛骨、アコースティックギター用の牛骨サドルを切って使ってます。

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スス竹は、これ。以前東京へ行った時に渋谷の東急ハンズで見つけた物。これの3、4倍の長さだったのを適当にカットしてもらって持って帰って来ました。いずれにしても駒を作るには竹の厚みは9mm前後欲しいです。

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その竹を切りまして・・・今回は、長さ約7.5cm、高さ2分8厘(約8.4~8.5mm)、幅を3種類(約6.5mm、8mm、10mm)のを作ります。重さは全て0.8g台に統一します。

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竹の皮目(外側)を三味線の皮に乗る面にします。皮目は微妙にRがついているので出来るだけ平らにしときます。

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内側には硬い皮みたいなのがあるので、それは削っときます。

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この時点で、高さを8mmくらいにしときます。8mmってのは今回の場合で、高さをどれくらいにするか、骨(または鼈甲とか)をどう乗せるかでも違ってきます。

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ほいで、それぞれセンター等をけがいて・・・これが結構めんどいんだな、三次元だから。

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切り込みを入れて、そこから骨を乗せる足?を残して粗削り出し。足の部分に骨を入れる溝を作って・・・

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骨が入りました。骨の方も足を残して削り出します。これ手間のかかるやり方。骨は足を作らず角棒状にして乗せる方が簡単です。

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仮付けして、高さを測ります。左右、真ん中、同じ高さになるように微調整。この時点で高さ9mm(約3分)、まだ高いですが最後に2分8厘になるように調整しますので今はこれでオーケー。

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で、接着しちゃいます。アロンアルフア。

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くっつきました。まだ断面は四角形。ここから二等辺三角形に削り出します。100番前後のサンドペーパーの上で、刃物を研ぐ要領でガシガシと・・・この時上手く接着されてないと骨がポロっと外れたりします。裏側彫ってる時とかもね。そんな時は着けなおし。

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大体形は整った。断面はとりあえずこれでよし。

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次、真ん中の空間を広げていきます。最初は太目の丸ヤスリが入らんので細い丸ヤスリと彫刻刀を駆使して・・・

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耳?の部分も細い丸ヤスリと平ヤスリを駆使して・・・

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全体的に形を整えて・・・

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こんなもんだべ。重さはまだ2g近くある。

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ここから裏側を彫っていくのですが、まずドリルで数ヶ所穴をあけまして・・・割れないように注意しつつ・・・

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穴をつなげて、あとは彫刻刀の丸刀で彫っていきます。この時も割れないように注意しつつ・・・竹なんでね。

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で、最終的にはこれくらいまで。糸のテンションがかかってもたわまないくらいの強度を持たせつつ、必要のない所は極力薄く彫ってます。写真撮り忘れてますが、この時点で高さは2分8厘に調整済です。

表面も最終的に3000~5000番くらいの紙ヤスリで仕上げてます。

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重さは↓左から幅約6.5mm、8mm、10mm。 6.5mmより10mmの方が材料が若干なりとも多いんで重たくなるのは当然なんですが、全部ほぼ同じ重さにする事も可能っちゅや可能です。今回三つとも重さはまだ絞れる余地を残してます。6.5mmのなら多分0.6g切れるでしょう。軽い方が音色は軽やかになると思います。

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最後に糸道をつけて出来上がり。糸道は極細の丸ヤスリでつけてます。一の糸が乗る所は太くしてます。

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はい、このように自分で作れれば好きなように出来ます。ま、でも自分の中では使う駒って大体決まってるんだけどね。