その頃には、エレキギターも弾き始めたが、全くの我流なもんで、自分の思うようなニュアンスが出せない。腹が立つぐらい、もどかしい。

ギターの画像

ギター教室で習う、なんて事は考えもしなかった。習い事なんて、金持ちの’ぼんぼん’がやる事だと思っていた。

俺は、そんなんじゃない、俺のやりたい音楽は、金持ちの娯楽的なものじゃない!・・・な~んてね。

しかし、現実、いき詰まる。

もがきながら、日本の音楽にも耳を傾けてみた。日本各地の民謡も聴いてみた。その中で、津軽じょんから節、伴奏の三味線が、なんか凄い。魂を感じた。

これだっ!やってやる!何にもわからんくせに、自信があった。ギターでいき詰まった時、腹が立って無茶苦茶に弾いた時のフレーズや音が、なぜか、津軽三味線っぽかったのだ。

それから、津軽三味線のCDを買ってきて、聴き比べた。澤田勝秋さん、木田林松栄さん、白川軍八郎さん、高橋裕次郎さん、名人ばかりだ。

そんな中、異色に感じた、高橋竹山さん(初代)。

この人は、まさに門付けで、大正、昭和と生き抜いてきた人だった。しかも、今ある津軽五大節以外の津軽民謡のほとんどが、この人によって、三味線伴奏が付けられたという。

この人の三味線を手本にすれば間違いない、と思った。

撥の画像2

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