でも、三味線が無い。三味線の知識も無い。三味線屋さんはどこにある?値段は?何にもわからない。

まず、三味線屋さんを探して回った。何軒か回ったが、一番入りやすそうな雰囲気の店に入ってみた(今でも世話になっている、大阪阿倍野の丹幸 中西楽器店)。

結構、勇気がいるのよ。こっちは、三味線の知識が皆無だから。頑固な職人さんが出てきて、すぐ追い返されるんちゃうかな?というのは、こっちの勝手な思い込みだった。出てきた大将は意外と(失礼)、丁寧に応対してくれた。この時は、値段を聞いただけだったんだけど。

で、値段は大体わかった。最低でも、オールソリッドの、そこそこ良いアコースティックギターが買えるくらい。

すぐには買えないなあ。

しばらくは、エレキギターの弦を三本にして弾いた。

しかし、スティール弦だから、感触が違うだろう。三味線は絹糸だから。絹糸で弾いてみたい!

糸の画像3

三味線の糸だけ買ってきて、ギターに張ってみた。今度は、撥で弾いてみたくなる。一番安い、プラスチックの撥を買ってきて弾いてみた。撥の握り方がよくわからない。

三味線屋さんに何度か脚を運んでいると、そのつど、いろいろと教えて下さった。

そして、2000年4月、花林の太棹三味線を購入した。

結局、津軽三味線をやろう、と思ってから三味線を手に入れるまで、1年ほどかかった。もうすぐ、29歳になろうかという時だった。そこから、我流の津軽三味線が始まった。

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