最近なぜか左手の小指が痛いのだ。噛まれたわけではありません。
三味線弾く時、糸を押えるのに小指は使わへんしなあ・・・寝ている時に壁にぶつけたのかな?とか思ってたんだけど、そうでもなさそう。で、よくよく考えてみたら、三味線の調弦の際、2の糸巻を回すと小指が痛いのだ。これが原因っぽい。
三味線を構えた状態で糸巻を回す場合、1と3の糸巻は親指を、2の糸巻は小指を糸蔵に引っ掛けて回します。
以前、栄水の手帳2024年2月2日 音緒の事とか、糸巻とかにも書きましたが、僕は2の糸巻に三の糸をかけてるんです。いわゆる「津軽巻き」にしてます。普段、三の糸も絹糸を使ってるんで、切らさないために演奏10分おきくらいで繰ってます。その都度微調整もするんで2の糸巻を回す機会が一番多いんです。なので僕は左手の小指にはタコが出来てます。
普通の日常生活において、こんな小指の使い方、力のかけ方はしないもんね。
どうでもええけど、手のひらにもタコが出来ています。ちなみにバイク便やってた時は右の手のひらの同じ場所にタコ(アクセルダコ?)が出来てました、これもどうでもええけど。
ほいで、良い機会なので、これ以上痛くなる前に小指への負担を減らそうと思い、「津軽巻き」から普通の巻き方に変えてみました。普通の巻き方だと三の糸(絹)は切れやすいのか?の検証も出来るし、一石二鳥だ。
1、2、3の糸巻に、一、二、三の糸を巻く。
で、結論から言うと、ほとんど変わりません。まだ数日しか試してないですがね。三の糸を繰りきって、上下逆さまにしてまた使うと、けば立っている所が上駒に当たった時若干切れやすい気もしますが、極々わずかな差です。もうしばらく検証してみます。小指も痛いし。問題無さそうなら、今後もずっとこれでいこうと思います。
それから、三味線弾きにとって自分の身体の事、指とか手首とか・・・練習すればするほど、どこか痛める事があります。痛めると言う事は無理な力がかかっているんだと思うのね。
僕も今は小指だけど、これは使い過ぎだから休めれば治るでしょう。
以前は撥を持つ方、右手首が常に痛かったし弾いてるとしびれてきたり。これでは奏者として長続きせんなあと思い、撥打ちの角度や強さ等を研究、改善して今では痛める事は殆どありません。
左手の中指も以前、バネ指になってた時期もありましたが、三味線を構える棹の角度等をいろいろ微調整してる内に自然に治りました。
どこかが痛いってのは、身体が出してる信号だと思います。そのままやってたらヤバイよっ、てね。ただし、筋肉痛はちょっと違うかな?筋力アップのトレーニングの場合は、少々の筋肉痛があっても、それを我慢して負荷をかけていく事で筋力つくんです。
そんでなくて、関節痛とかの場合ね。なぜ痛めたのか?をよく考えて、原因が解れば解決策はきっと出てくるでしょう。
僕は今まで、関節痛とかで病院等に行った事は無いですが、もし行くんであれば整形外科等よりも鍼治療等の東洋医学を選択すると思います。基本的に西洋医学は対処療法と認識していますので、たとえ時間がかかっても根本治療をしてくれるという意味で、東洋医学。だからと言って西洋医学を全否定してるわけではありません。絶対必要な時もありますよ、そりゃ。例えば、大事な舞台が近いのに手首が痛くてマイネって時は、もう、痛み止めうってもらうしか無理じゃん?そんな時は役に立つですよ。もっとも、そういう状況にならないように奏者として日々気を付けるべしですがね。