栄水の手帳2026年4月15日 バイクのいろんな所が壊れた話ジェベル250XC編


バイクのいろんな所が壊れた話・・・スズキ ジェベル250XC編

ジェベル250XCは燃料タンクがでかくて17L入るんです。給油回数が減って助かりました。ヘッドライトも結構明るいし。中古でしたが、これも20万kmオーバーまで使いました。


・メインキー断線

配達完了、次行こかっとメインキー回しても何にも付かない。うんともすんとも言わない。電気系統オールロス。電気系統のトラブルって原因調べるのが結構難儀で、断線などの場合はたいてい奥まった所やいろんな部品外さなきゃいけなかったりで、出先の道端等ではなかなか出来にくいんですね。そうなると、もうリタイヤですわ。

結局、メインキーの配線のハンダ付けが外れてたのね。多分振動で取れたんだろけど、ジェベルはその辺り、配線の処理がちょっとあまい感じがしました。ホンダならそういう部分はシリコンで固めてあったりするんでトラブルは無かったです。もっとも10万km以上走っての事なので、普通に使う限りは問題無いでしょうけどね。


・メチャうるさい排気音

高速道路を走行中、周りには大型トラックもけっこう走っていて、急にメチャうるさい排気音がしたんです。やっかましいトラックやなあ!?と思って、ちょっと離れよと追い越しをして行ったんですが、音がずっと着いてくるんです???

ん?・・・俺か!? なんと、メチャうるさい排気音は自分だったのです。調べてみたら、フレームに固定するマフラー側のステーがもげて、マフラーに穴が開いた状態だったのです。これも長時間に渡る振動が原因だと思います。これもバイク屋さんで溶接修理。


・大トラブル、エンジンが壊れた

その日は最後の仕事が終わって直帰だったんですが、松屋町筋を南下中、千日前通りを過ぎた辺りでいきなりエンジンがガチャガチャガチャ!って止まりました。うわぁ~なんや!?

仕事中じゃなくてよかった。路肩に停めて事態を確認。エンジン再始動不可能。エンジンが壊れたのはわかりましたが、エンジンの何処や?焼き付いたかな?と一瞬思いましたが、なぜかギヤが入っているのに押して歩ける。あれ?圧縮してない感じ。ピストン穴空いたかな?どっちにしても開けてみなわからない。幸い会社に近い所だったので押して戻りました。もう夜だしみんな帰った後なんでバイクは置いて電車で帰りました。

翌日、エンジンばらせるだけの工具を持って行き、早速エンジンばらしにかかりました。シリンダーヘッドカバーを開けた時点で、あれ?バルブ戻ってないわ、なんでや、バルブ焼き付いた?たしか排気側だったと思う。続いてシリンダーヘッドを外してみると、ピストンとぶつかってバルブが曲がってる。

ピストンの頭はカーボンが固着して黒くなってるけど、バルブがぶつかった所はカーボン剥げてる。

それで戻らなくなってたのね。それはわかったけど、何でそうなったのか?要はタイミングがずれた訳だけど、何でずれたのか?考えられるのは、カムチェーン周りの不具合。カムチェーンは切れてないし、伸びてんのかな?でもいくら伸びててもピストンとバルブがぶつかるほどずれる事はないやろ?あとはカムチェーンテンショナーの不具合。カムチェーンをピンと張っておくための部品。これも問題無さそうだけどなあ?

これと言う原因がわからず、何かモヤモヤしながらも、とりあえず直せそうだ。交換する部品は、曲がったバルブ、ついでにピストン、ピストンリング、カムチェーン、カムチェーンテンショナー、くらいにしとこか。

で、カムチェーン外すにはクランクケースカバー(クラッチ側)を開けてクラッチ本体を外さないといけない。クラッチ本体を外すと、あ!何か金属の破片が落ちてる。クランクシャフト側のカムチェーンスプロケットの内側が欠けてる。

ああ、これで原因がわかった。

このカムチェーンスプロケット、クランクシャフトとの固定はシャフトキーなんだけども、キーと噛み合う部分が欠けたのね。その分バルブ動かすタイミングがずれたわけだ。出来たらシャフトキーではなくスプラインにして欲しかった。とは言え、記憶は定かではないけど、この時点で10万km前後走ってたと思うので、カムチェーンスプロケットの耐久性はそれくらいと考えたら、修理する価値あり。で、壊れたカムチェーンスプロケットも注文。数日後、注文した部品が揃ったので組立開始。何とか組立完了、エンジン始動、大丈夫そう。無事復活出来ました。

その後も10万km前後は走りましたよ。いじるの好きな人ならこれくらい出来ると思うけど、たぶんこんなの普通だったら廃車だろ?

400cc以下のオフロードバイクは単気筒エンジンばかりなんで、シリンダー周りを分解するのは2気筒や4気筒よりは断然楽。オフロードバイク好きが幸いしての事です。ですから、エンジン全ばらしや溶接が必要な修理以外の大抵のトラブルは自分で直せる自信はありました。そのためには全て分かってないと駄目なんだ。具体的にエンジンの中はどうなってるか、サスペンションからホイール周り、全て。

全て具体的にイメージ出来てます。こんな事知らなくても運転は出来ます。でも全く知らないより少しは知ってる方が良いと思うのね。知っていればこんな大トラブルがあっても、あたふたする事も無いのです。

これ三味線に関してもどこかで書いたと思いますが、知ってるのと知らないのでは違いますよ。知らない事は恥ずかしい事ではない。誰だって最初は何も知らないんだ。知らないって事を自覚した時に知る努力をするかしないか、で大きく違うと思います。バイクや三味線の事だけでなく、何にでも言える事だと思います。

知らないままで、人にまかせっきりってのが、僕は嫌い。ましてや自分が使う道具は特にね。それ以前に自分の身体の事もそうなんだよ。

話が逸れていきそうなんで、今回はこのへんで。